Kyu-SHOCK 給食統計とは

SHOCK(ショック)は心が揺り動かされること。
学校給食に関するデータから、プラスのショック、マイナスのショックを感じてください。
まずは、給食費から。

ショック1給食費

文部科学省平成26年度学校給食実施状況等調査によると、全国公立小・中学校一食当たり給食費の最高額と最低額の差は、小学校が90円弱、中学校が100円程度である。岡山県は、一食当り給食費で小学校が6位中学校が4位といずれも上位にランキングされている。

市町村レベルで比較しようと調べたが、給食費の情報をホームページで公開している自治体は予想以上に少なかった。

ショック2給食費未納率

文部科学省「学校給食費の徴収状況に関する調査」からみた都道府県給食費未納率ランキングで、岡山県は28位である。山陽新聞社の調査によると、岡山県内の公立小中学校の平成26年度給食費未納総額は約2700万円に上る。

文部科学省「学校給食費の徴収状況に関する調査(平成17年度)」の、岡山県の給食費未納額は25,177万円であったので、9年間で7%増加している。一方、岡山県学校基本調査結果報告書で平成26年度公立小中学校児童生徒数をみてみると、平成17年度と比べ7%減少している。

文部科学省「学校給食費の徴収状況に関する調査」は現在、抽出調査となっているため、都道府県給食費未納額は平成17年度調査を使用。※平成24年度調査は全国の学校給食(完全給食)を実施している公立小・中学校(約29,000校)のうち583校を抽出

都道府県給食費未納率をREASAS1人当り賃金と重ねてみると、沖縄県をはずすとゆるやかな負の相関がみえてくる。また、県民所得を重ねても同様に、東京都、沖縄県をはずすと負の相関がみられることを確認した。

全国未納率マップ

全国給食費未納率と都道府県別1人あたり平均賃金


※上記の図は外れ値の沖縄県(未納率3.8%)を除外しています。沖縄を含んだものはコチラでご確認ください
※図に点が表示されていない場合はコチラでご確認ください。

岡山県未納額マップ

ショック3給食地産地消率

給食食材の地産地消率は全国平均25.8%に対し、岡山県はなんと倍以上の53.8%!うれしいショック。

REASASの自治体比較マップ経済構造を県全体で見ると、事業所単位の従業者数における農業水産業の従業者割合が0.5%で、農業県、水産業県とはいえない岡山県であるが、生産者、行政および学校関係者の方々の努力の成果か。

全国給食地産地消マップ

  • 30%超:3
  • 20%~30%:2
  • 20%未満:1
30%超

北海道、青森県、秋田県、茨城県、新潟県、富山県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
(25道県)

20%~30%

岩手県、宮城県、山形県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、福井県、山梨県、愛知県、三重県、滋賀県、兵庫県、奈良県、和歌山県、福岡県、沖縄県
(17県)

20%未満

福島県、東京都、神奈川県、京都府、大阪府
(5都府県) 

岡山県給食地産地消マップ

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