倉敷市の人口密度は、平均より高い。対して人口集中地区(DID)人口密度は平均を大きく下回る、 という特徴的な位置づけであることがわかりました。
特徴的な人口密度、DID人口密度の関係については、次のことが考えられます。 倉敷市は児島市、玉島市との合併を経て、さらに工業地域である水島を有しています。 その経緯から倉敷市内に複数の中心市街地が見られます。 また、人口集中地区として、水島・玉島の工業地域が指定されていますが、実際には人口分布していません。
人口集中地区の設定基準倉敷市は、「より小規模な都市」と交通事情が似ています。交通事情にも複数の市街地をもつ倉敷市の特徴が現れているのかもしれません。
コサイン類似度とは、ベクトルの向きの類似性を表す値で1に近づくほど類似。-1に近づくほど正反対の特徴を持っています。 今回は交通分担率の値5つ(自動車、鉄道、バス、二輪車、徒歩その他)を平均0標準偏差1で正規化した値を用いて計算。倉敷市の産業的特徴はなんといっても工業です。工業出荷額は全都市中3位を誇っています。 農業産出額、商品販売額についても平均以上です。
有数の工業地域を持つ倉敷市ですが、昼夜間人口についてはそれほど差がありません。 職場・学校・居住地といった主な都市機能が市内でカバーできているといえます。
全国都市の指標(偏差値)をレーダーチャートとして比較できるページを用意してみました。 気になる都市の特徴を見てみましょう。